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フェルメール展(光の天才画家とデルフトの巨匠たち) 公式ページ
平成20年8月吉日
●場所:東京都美術館(上野公園)●会期:2008/8/2〜2008/12/14●入場券:1,600円

東京都美術館:外観
●休館日:毎週月曜日

 ヨハネス・フェルメールは、17世紀に活躍したオランダ画家の中でも最も評価の高い画家の一人です。
1632年に絵画の売買を趣味とする絹織物職人の息子として生まれ、自らも絵画の売買に熱心で、その生涯の全てをデルフト(オランダの小都市)で過ごしました。
 現在フェルメールが描いたと判明している作品は、わずか36点しかありません。宗教画が多い初期の作品には、ユトレヒトのカラヴァッジョ派の影響を見ることができます。
 しかしこれ以降の彼は、1人か2人(それも通常は、女性です)の登場人物によって構成される繊細な室内画を制作しました。親しげな様子を描いたこれらの作品に登場する人物は、手紙を読んだり、首回りの襟を正したり、牛乳を注いだりなど、日常生活の作業に熱心に没頭しています。
 またフェルメールの作品では、光が窓から差し込んでくる様子が多く描かれています。彼は光が物にあたっていく様子を描く達人でした。
 また、フェルメールの絵に見られる鮮やかな青は、「フェルメール・ブルー」とも呼ばれています。この青は、天然「ウルトラマリンブルー」という絵具で、「ラピスラズリ」という非常に貴重な鉱石を原材料としています。ラピスラズリは、17世紀には金よりも貴重であったといわれ、「天空の破片」とも呼ばれました。ラピスラズリを非常に細かく砕き、乳鉢ですりつぶして粉末状にしたものを溶液に溶かし、上澄みを捨てて純化し、それを植物油脂でとくことによって「ウルトラマリンブルー」は生成されます。ウルトラマリンブルーは通常の青い絵具の百倍の値段がついたとされ、通常の画家はマリアのマントなどの限られた部分にしか使わない貴重な絵具でありました。
 しかしフェルメールはこのウルトラマリンブルーをふんだんに使いました。彼はなんと、ウルトラマリンブルをドレスの下地に使うという、当時の常識としては考えられない使用法を用いました。
 今回は、「オーストリア連邦教育科学文化省による最終的な出品可否(※1)」により、フェルメールの作品のごく一部しかなく、「真珠の耳飾の少女」、「牛乳を注ぐ女」等が見られなかったのは残念であります。
 同時にフェルメールが生涯を過ごしたオランダの小都市が育んだ美の潮流デルフト・スタイルの画家たち、カレル・ファブリティウス、ピーテル・デ・ホーホ等の名作も紹介されています。

(※1)<オーストリア教育文化省の通知内容>
 オーストリア文化財保護局より5月13日に《絵画芸術》の一時的輸出(貸し出し)を見合わせるとの決定が下されました。
 ウィーン美術史美術館は、当該作品に関する貸し出しについて再度、許諾申請を行った。修復家による専門的な調査の結果、輸送による影響、特に温湿度の変化に伴い、保存状態の悪化が懸念されるという事由により、オーストリア教育文化省では、7月31日(現地時間)オーストリアにとって極めて重要な文化遺産である当該作品保護のため、この決定を下しました。

フェルメールの作品 - Wikipedia
ヨハネス・フェルメール(Wikipedia)


ル・パン バー・ラ・ヴァン ぐるなびホームページ
●場所:東京都千代田区有楽町1-2-2 シャンテシネ1F
●期間限定コース(予約制):6,300円
●白い壁を中心とした落ち着いた雰囲気の店です。
●白い壁には、額に入った白黒の写真がアクセントとなっています。
●料理は小振りでありましたが、とても美味しかったです。フォアグラは、この店の中心料理のようです。
●テーブルが少し小さかったのが残念です。
※現在は、横浜の上大岡にあります。